幼少時代に刷り込まれた「小魚を食べないと、骨が弱くなる!」と言うカルシウム神話。
もし、コレが事実なら、自分の骨は絶対にヤバイ! と思っていたところに、骨の強度を正確に測る装置が大阪で開発されたとの聞き、なんとしても測ってみたい! と、開発した大阪大学大学院工学研究科の中野教授にお願いをしてみると、「かならず後悔すると思いますよ。なんせ、麻酔をして骨を採取するため、後が間違いなく痛いんです。」との答え。
ウーーーン、お話だけで結構です…。
でも素朴な疑問ですが、骨の強さって、やっぱりカルシウムは関係あるんですか?
「関係ないと言うと嘘になりますね。骨とは、主に“コラーゲン”と“アパタイト”からできていて、カルシウムはこのアパタイトの主な構成物ですから」
フムフム…。じゃあ、骨が強いって、そもそもどういうことなんですか?
「骨密度と骨質が骨の強度をきめるんです。アパタイトの量は骨密度、アパタイトの整列状況は骨質で決まります。つまり、カルシウムを十分摂れば確かにアパタイトが増えて、骨密度は上がりますが…骨質には直接影響はない・・・」(同)
じゃあ、骨質を左右するアパタイトの整列って何なんでしょう?
中野先生いわく、各部分に力のかかる向きに応じて、アパタイトが正しく整列して骨が体を支えています。たとえば、ただ立っているだけでも上下方向に力のかかる骨のアパタイトは、状況に応じて整列しているのだそう。いまひとつ、ピンときませんが・・・。
これからでも、骨の整列は直せるんでしょうか?
「できますね。骨には、3つの細胞、つまり壊す、作る、力を感じる細胞というがあり、力を感じる細胞が命令して、骨自身を作り変えてしまうんです。人間の骨の組織は、2年を周期として新しい細胞に入れ替わります。ですから、意識してカルシウムを摂取し、そこに運動を加えて骨にどんな力がかかるかを伝えれば、骨が自分自身でアパタイトが正しく整列させて、結果骨が強くなります。」(同)
確かにカルシウムは重要要素であることには間違いないが、それだけじゃ強い骨はつくれません。
カルシウム+運動で頑張る!べし。