ちょっと昔は、「まずい」「臭い」と嫌われていた都市の水道水が、なにやら、この10年間で劇的に変化しているようです。
ボトルのミネラルウォーターなどと比べると、格段に安く環境にも優しいのが水道水。
世界的には、温暖化や水不足をバックとして、特に欧米各国で水道水への注目は高まっている。
東京都水道局の筧調査課長は、「東京の水道水は本当においしくなりました。冷やして飲んだらミネラルウオーターにも負けませんよ」と、自信を持って語る。
東京都では、オリンピックのアピールポイントとして、「蛇口をひねれば安全でおいしい水が飲める都市、TOKYO」と発信している。
水道水が急激においしくなったのは、浄水場に「高度浄水処理」が導入されたことによる。
これは、オゾンと生物活性炭を組み合わせた浄化槽で、従来は除去しきれなかったカビ臭やアンモニアなどの除去が可能となり、安全でおいしい水道水が誕生した。
横浜市では、子供たちが水道水を飲む文化を育む目的で、学校の水道に「直結給水化」を平成17年からスタートしている。
「子供達が安全でおいしい水がのめるように」、こんな願いを込めて、水道局は市内の全小中学校の水飲み場を水道管からの直結給水に順次切り替え工事を実施している。
すでに工事が完了している学校では、「おいしくなった」と評判も上々。
子供たちが、のどを鳴らして蛇口の水を飲む風景が、しばらくぶりに戻ってきたようです。